楽しいBADUIの世界

1日1 BADUI(ユーザインタフェースの失敗学)

お風呂に湯をためたいだけなのに服のままシャワーを…

   

イギリスに到着してとりあえずホテルにチェックインし,国際線の疲れを癒やすためとりあえずお風呂に入るため,浴槽に湯を貯めようとして出会ったのが下のようなユーザインタフェース.

出張中に出会った浴室のUI

出張中に出会った浴室のUI

この写真の右側にガラスがあったため,吐水用ハンドルを操作する際に横から操作することが出来ず,浴槽の中に入って操作する必要がありました.ここで,現在シャワーヘッドからお湯が出るのか,それともカラン(蛇口)部分からお湯が出るようになっているのかわからず,シャワーヘッドからお湯が出てきたら困るので(まだ服を着ていたため),靴下だけ脱いで,シャワーヘッドの部分を手に持ち,ハンドルの操作をしたのですが・・・

上にもシャワーが!

上にもシャワーが!

シャワーが実を言うと上にもあり,その上のシャワーヘッドから水(ぬるいお湯)が出てきて,服が濡れてしまいました.まぁ,シャワーヘッドが2つあることに気付かなかった私が悪いと言ってしまうとそれまでなんですが,引っかかってしまう人は多いように思います.

操作インタフェース

操作インタフェース

ちなみに上のシャワーヘッドと下のシャワーヘッドは,上の写真の中央右側にあるボタンのようなものを押すまたは引くことで切り替えるものとなっていました.せめて,チェックインしてすぐのタイミングでは下のシャワーヘッドからお湯が出るように設定しておいて欲しいものです.

人は注意深くはないため,ユーザインタフェースは注意が必要というお話でした.

BADUIを集めて整理した「失敗から学ぶユーザインタフェース」が発売されました

 - interface , ,