楽しいBADUIの世界

1日1 BADUI(ユーザインタフェースの失敗学)

サイボウズにおけるタイムゾーンの罠

      2010/02/07

研究室ではスケジュール管理および共有のためにサイボウズを利用しています.個人的にはGoogle Calendarなどの方が扱い易くて良いのですが,サイボウズをベースとして予定が組まれたりするので,両方に入力するのが面倒な私は仕方なくサイボウズに予定を入力するようにしています.

で,そのサイボウズを使っていてとても困るのが,サイボウズの時間はサーバの時間をベースとしていること.ユーザがどこに行っていても,サイボウズが認識 するのはサーバのある場所の時間です.設定を色々探してみたのですがタイムゾーンを設定する場所がありません.そのため,現在アメリカに2ヶ月滞在中なの ですが,サイボウズ上での時間は日本時間となってしまいます.

サイボウズ画面

サイボウズ画面

上のスクリーンショットは,2月5日(金)の14時にその日の講演などのスケジュールチェックをしようとしたときに最初に開かれたページ.日本時間のため表示が6日(土)からスタートと1日進んでしまっています.日本にいるユーザが登録したスケジュールが日本時間で見えてしまうため,その点も扱いにくいといえば扱いにくいのですが,そこはまぁ仕方ないとしても,日がちがうというのはなんともやりにくい(月表示にするとその日が強調表示されるため,余計に混乱してしまう).このせいで,アメリカに来て間もない時差ぼけがひどかった頃,違う日を見ており,ミーティングに遅刻してしまいました.

年間20万円も支払ってるのになぁ・・・.ちなみに,Cyboze Share 360 ってのを購入したら(50ライセンスで32万円!)こうしたタイムゾーンの違いにも対応してくれるらしいのですが,そのために導入するのもなんですしね.なんともこのご時世にあってないウェブサービスでした.(Google Calendarはタイムゾーンに対応しているからいい加減乗り換えたいなぁ・・・)

BADUIを集めて整理した「失敗から学ぶユーザインタフェース」が発売されました

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