楽しいBADUIの世界

1日1 BADUI(ユーザインタフェースの失敗学)

Twitterのリストを意図せず削除してしまう

      2010/07/03

iPhoneでは,TwitBirdというiPhone用のTwitterクライアントを常用しています.このクライアントソフト,とても便利で重宝しているのですが,一度面倒なことになってしまったので紹介.

Twitterでは色々な人を整理するため,List機能を利用して整理しています.で,このTwitBirdにもリスト表示機能があって,下のスクリーンショットのような感じで見えます.

リストなどが表示

リストなどが表示

ただ,リストを表示するとその部分が毎回読み込まれてしまうため重いし,表示上も邪魔なのでTwitBird上ではそれを消したいなと常々思っていました.で,そのリストメニューの例えばマイツイートの上で,指を左から右にスライドさせたところ下のように「隠す」というメニューが.

隠すという機能

隠すという機能

おぉ,これだと思って,不要な「お気に入り」を隠したあと,もしかしたらリストも・・・と思って操作すると下記のような感じになる.

取り除く

取り除く

おおこれこれと思って,「取り除く」を片っ端から選んでこのリストを整理(ちなみに,この時,取り除くという文字を認識しておらず,同じ赤色のメニューなのでこれも隠すだと思っていた).快適になったぞと思ってしばらく気にせず使っていたのですが・・・

しばらく後に,知人からリストが使えなくなったのだけれどというメッセージが届く.ん?と思って,TwitterのWebページを開き,自身のリストを確認しようとしたところリストの部分が空っぽになってるではないですか.リストを削除する理由は思いつかないし・・・と考えてみると,リストを削除する理由はこれしか思いつかない.

後にチェックしてみたところ,「隠す」はただ単に隠すという機能で,「取り除く」というのはリスト自体を削除するという意味だった.なんという罠.まぁ,隠すと取り除くの違いを出してるんだから気づけよという話ではあるのですが,

いくつかのリストは10人程度の方からフォローされていたので,随分迷惑をかけてしまったとともに,再度リストを作り直すのが面倒で難儀しました.リストの削除って結構大きなことなので,もう少しちゃんと確認をしてくれてもよいのになというお話でした.

BADUIを集めて整理した「失敗から学ぶユーザインタフェース」が発売されました

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