楽しいBADUIの世界

1日1 BADUI(ユーザインタフェースの失敗学)

混乱を誘発する棟の名前

      2009/12/06

神戸の某大学で研究会が開催されたときのこと.

研究会が,複数の棟がくっついて構成されている建物のいくつかの部屋に分かれて開催されていたのですが,部屋や棟の名前とその場所が初めてそこを利用する人間にとってはわかりにくいものでした.

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私にとって厄介だったのは命名規則で,Cの場合は「C番号棟」なのですが、EとWについては「番号E/W棟」となっています.ちなみに,C棟以外にもD棟というのがあり,これは「D番号棟」という命名規則で,C棟と同じ命名規則.

あとで地図で確認したところ,南北をつなぐC棟とD棟は「C/D番号棟」で,そこから東西に広がるE棟とW棟は「番号E/W棟」となっていた模様.なぜわざわざ順番をかえたのか・・・この命名規則のために部屋番号がこんがらかってしまい,ショートカットしようとして迷子になってしまいました.

ちなみに,CとEとWなので,中央と東西に実際配置されているのですが,案内板ではその構造が見えにくく,建物もやたらと入り組んでいたため本当に東西と真ん中に配置されているのかと混乱してしまったことも迷子の理由でした.

建物の配置図で確認するとややこしくなさそうなんですけどね・・・

BADUIを集めて整理した「失敗から学ぶユーザインタフェース」が発売されました

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