楽しいBADUIの世界

1日1 BADUI(ユーザインタフェースの失敗学)

検索行動が反映されないオンラインショッピングサイト

      2011/02/09

これまた学生さんからのタレコミで,京都大学生活協同組合(京大生協)のオンラインショッピングサイトのインタフェース.

オンラインショッピングのトップページ

京大生協のオンラインショッピングサイト.画面左に検索ボックス

画面右側のキーワード検索の部分に例えば「京都」というキーワードを入力して,検索のためにエンターボタンを入力.すると,ページが一瞬ロードされて下のような状態に.

オンラインショッピングのトップページ

変化していません(ここでは同じ画像を使っていますが,実際に変化していません)

変化していません.キーワード指定が間違っていたのかなと入力を変更しても反応しません.答えは検索というボタンを押すこと.キーワードを入力して検索ボタンを押すと,10~20秒の後に下記のように表示されます.

結果がありません

エラー発生

どうやら結果件数が多すぎてエラーが出た模様.

どうせデータベースの中に入っているんだから,件数が多くても表示してあげればいいのにと思った・・・というのはさておき,検索クエリを入力した後にエンターを押すことで検索実行になるサイトが多いので,ユーザはついついキーワードを入力した後にエンターを押しがちです.そのため,クエリ入力+エンターで検索できるようにしないのであれば,クエリを入力&エンターでは反応しないようにするべき(クエリを送信&結果を取得して表示しているかのようにリロードしない)というサイトでした.

また,検索クエリを入力するページのデザインと,結果を表示するページのデザインが異なるってのもなんだかなという感じ.デザインの一貫性も重要です.

BADUIを集めて整理した「失敗から学ぶユーザインタフェース」が発売されました

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