楽しいBADUIの世界

1日1 BADUI(ユーザインタフェースの失敗学)

折角書いたものを意図せずクリアしてしまうペンタブレット

      2010/07/09

京都大学の学術情報メディアセンターには,プレゼンテーションの上に色々文字や絵を描いたりすることができるシステムが入っており,講義において追加的に説明をする時などにとても重宝しています.

システム

システム

講義中の実際の様子なのであまりいい例じゃありませんし,スライド上への書き込みではなく,ホワイトボードモードでの入力の様子なのですが,こんな感じでかけます.実際には,これを利用してフローの流れを書いたり,データベースの設計に関する話をしていたりします.

色々と書き書き

色々と書き書き

で,このペンなのですが,意図していないのにある程度書き込みを続けていると消えてしまうことがあります.

ぎゃー消えた

ぎゃー消えた

消えると上みたいな感じ.折角一生懸命書き込んだものが消えた時のショックたるや・・・本当にありえません.一応,Undo機能があるのでこれでUndoを!とか思ったのですが,クリアされたものは戻せない模様(涙)

もしかしたら,書き込みすぎると消えるのかなと思ってたのですが,その後何度か消えてしまう.これは何かあるなとよくよく調べてみると,ペンをもつところに付いているボタンのような部分を触りながらペンで書こうとすると消えるらしい.書いているときに普通に触ってしまうところが全て削除に設定されているのは・・・.

せめてこれを触りながらだったら消しゴムモードで書いた部分が消えるという設定になっていると良いのですが.必死になればなるほど全部消してしまう残念なBADUIでした.

BADUIを集めて整理した「失敗から学ぶユーザインタフェース」が発売されました

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