楽しいBADUIの世界

1日1 BADUI(ユーザインタフェースの失敗学)

辞めるのが面倒なウェブサービス

      2010/01/05

Yahoo!オークションを利用するためYahoo!プレミアムに加入していたのですが,必要なくなってきたのでYahoo! プレミアムを解約しようとしたときのこと.

そもそもYahoo!プレミアムを解約するページを発見するのも難しかったのですが(それで時間がなくて二度ほど辞めそびれた),ようやくその解約用ページにたどり着いたと思いきや,そこにはアンケートの山.

面倒なのでアンケートを無視して最後までスクロールしてボタンを押し,次のページに遷移しようとしたところ,ちゃんと入力しやがれと下記のようなエラーが出る.

アンケートに入力しろ!

アンケートに入力しろ!

アンケートは下記のような感じ

入力フォーム

入力フォーム

入力フォーム

入力フォーム

実際,そこまで多くのことを入力要求するわけじゃありませんが,選択項目がやたらめったらあり,真面目に入力しようという気が失せてしまいます.

すべてを入力すると下記のような画面へ.

ようやくやめることができた

ようやくやめることができた

辞めるために面倒な入力を要求することで,人が辞めるのを引き止めるというのはよく使われる手段ですし,その場における人が辞めるのを面倒に思わせ るという点で有効であることは理解しているのですが,Yahoo!くらい大きなサービスなのだから,もう少しどんと構えて,いつでも戻っておいでとしてお いた方が将来的にプラスになるように思います.

私の場合,気持ちよくスムーズにやめることが出来れば,必要になったときに同じサービスを使ってみようかなという気持ちになりますし・・・

ついでに,最後にどこが悪かったのかをしつこく聞くシステムやサービスって,なんか女の子に振られた時に「俺のどこが悪かったの?ねぇ,どこが悪かったの?」と,女々しく,しつこく訊く男の子みたいであまり好きではありません.

BADUIを集めて整理した「失敗から学ぶユーザインタフェース」が発売されました

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