ますます仕事のやる気をなくさせる、某学会の査読に関する連絡メール

   

ユーザインタフェースというのは,別に操作系に限った話ではありません.ひとに対して何かを提示するという部分もちゃんとしたインタフェースになります.今回紹介するのは,リマインダーメール(忘れていないかの確認のためのメール)に関するお話.

研究者の世界には,ある研究成果(研究論文)が,新しい何かを切り拓くものか,また有用であるかどうか,科学の進歩につながるかなどをお互いに評価する,査読と呼ばれるシステムがあります.神の視点で判断できないために,このような手段をとっているわけで,基本的にボランティアで研究の時間を割いて論文の査読を行なっています.どうしても,ボランティアということもあり,また他に仕事があることもあり,〆切が迫っているということを通知する事は,研究者に〆切を守らせるためにとても重要であり,有効です.

今回紹介するのは,そうした論文の査読を引き受けたときのお話.査読のお願いをされて,〆切が1か月後だと聞き,それくらいなら大丈夫でしょうとお引き受けさせていただく旨連絡をしたところ,まず1か月後が査読〆切になりますと,論文と査読結果を入力するフォームが送られてきました.で,その5日後,下記のようなメールが届きました.

中村 聡史様(cc: XXXXXX様)

XXXX学会 XXXXXX委員会

論文の(受付番号:XXXXXX)ご査読をお願いいたしましたが
2012年XX月XX日現在、原稿(PDF)をダウンロードされた形跡がありません。
審査が遅延することを懸念しております。
恐縮ですが、すみやかに着手いただき、下記URLより査読報告をご送信願います。

担当論文:ぞうの卵は美味しいぞう
査読結果報告用URL(こちらから査読用論文もダウンロードできます):
https://example.jp/xxxxxxxxxxxxxxxx

以上

えーと,まだ5日しか経ってないし,すぐに連休に入ったから実質平日は2~3日しかなかったのに・・・なんというやる気を無くさせるリマインダーメールであることか・・・.

ちなみに,このメールは査読を依頼した人に対しても一緒に送付されます.なので,その論文を担当して特に多忙な方に査読を依頼した場合には,そういうつもりじゃないんですと肝が冷えることも・・・

もう少し気持ちよく仕事をさせて欲しいと感じるBADUIでした.

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