楽しいBADUIの世界

1日1 BADUI(ユーザインタフェースの失敗学)

何故この番号をつけてしまったのか・・・

   

テプラが貼られているところにBADUIだった何かがあるというケースは多いように思いますが,今回のはテプラを付ける必要が無かったのに何故かテプラが付いてしまったことによって混乱のもとになってしまったというお話.

居酒屋などで靴を脱いであがる部屋の時,靴箱に靴を入れて鍵をかけ,その鍵を預かるタイプのものは多いと思います.そうした靴箱ではだいたい下の写真みたいな感じで鍵となる木の板(や鉄の板)と,鍵を差し込む場所に同じ番号が書いてあり,それを参考にロックを外すことになっています.

靴箱の鍵

靴箱の鍵

まぁ,これ自体は問題ありません.自分のもっている鍵と合致する番号を探して開けることになります.

問題はこの靴箱に妙な番号がテプラによって付与されていること.

300番?

300番?

27番の鍵のはずなのに,なぜか「300」の文字が.しかもそちらに目が最初行ってしまい,持っている鍵に該当する靴箱がないと悩むことに・・・

テプラによってBADUIを改善しようとする例(改善しようとして失敗に終わっている例)は多いですが,何故かテプラの付与によってBADUIになってしまったという悲しい靴箱でした.

個人的にテプラは面白いと思っており,注目しています.その話についてはまたいずれ.

BADUIを集めて整理した「失敗から学ぶユーザインタフェース」が発売されました

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