存在意義について考えてしまうバス停

投稿者: | 2010年1月24日

京都はバス路線網がとても充実しています.充実しすぎているからこそ,バスの路線図がわけのわからない状態になっているのですが,バスの路線図だけでなく,バス停もやたらめったらあって混乱してしまうことは珍しくありません.

大きな道の側にバス停があったら,そこからもしかしたら目的地まで行けるかもと期待して,そこに行ってみたくなるものだと思います.それくらい重要なサインですから・・・

下の写真は,京都大学のすぐそば,百万遍の南にあるバス停.東大路通に面しており,今出川通りの南側というなかなか好立地にあるバス停です.

京大正門前のバス停

百万遍の南のバス停

京都駅行きとなっています.おぉ,これに乗ればOKと思ってよくよく見てみると・・・

平日ダイヤ

平日ダイヤ

ちょっと写真の関係で見えにくいかと思いますが,平日用「運行いたしません」となっています.

えっ・・・と思い,これは土日のみ用のバス停なのかと思ってその下を確認すると・・・

土日祝日用ダイヤ

土日祝日用ダイヤ

なんと,土日・休日には13時46分に1本だけバスがあるだけです.こんな1週間のうちに合計2回しか来ないようなバスなんて何の意味があるのか・・・しかも,ちゃんとしたバス停を立ててやることでは無いように思います.

このバス停周辺を観察していると,このバス停に期待して,バス停で時刻表を確認してガッカリする人をちょくちょく見かけます.特に,上に「京都駅ゆき」と書いてるから,みんな期待してしまうんでしょうね.

人を期待させて落とすと言う意味でBADUIでした.

存在意義について考えてしまうバス停」への1件のフィードバック

  1. 通りすがり

    バス路線の認可は結構大変な一方、運行実績がない路線は認可が取り消されてしまいます。
    そのため、需要がほとんど無くなってしまった路線でも、将来需要が増えた時、いち早く参入するために、このような休日1本などの運行形態として、運行実績としているようです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です