楽しいBADUIの世界

1日1 BADUI(ユーザインタフェースの失敗学)

間違った階に行ってしまう部屋番号

      2015/02/24

ホテルの部屋番号や会議室の番号が「308B」と指定されている場合,皆様は何階に向かうでしょうか?

308B

308B

とある会議のため,某大学のキャンパスを訪れた時のこと.私が受信したメールからスケジューラに転記した会議室の場所は308Bとありました.1つの階に300も部屋があるとは考えられないので,この1番目の数字は階を表しており,3階の8号室のBという意味だと私は解釈し,私は迷いもせず3階を目指しました.しかし,3階と思わしき場所には308Bという部屋はなく迷子に….

会議の開始時間が迫っていたので焦ってスケジューラを再確認するものの308Bとしか記録されていません.慌てつつパソコンを開いて転記元のメールはどこに行ったと探すこと5分程度.元々のメールには「8階の 308B」と書いてありました.

勝手に部屋番号の1文字目は階に相当すると解釈してスケジューラに登録してしまった私が悪いのですが,その階にはそれほど部屋数がないのに(確か10程度しか部屋がなかったはず),何故1文字目を3にしてしまったのか・・・悩ましいBADUIさんでした.

(追記:2015/02/24)この部屋番号については,BADUI本でも紹介していますが,実を言うと最上位の桁が建物の番号,中の2桁が建物内での階数番号,最下位の桁がある階における部屋番号となっています.つまり,この事例の場合は「建物番号3の08階のB号室」という意味でした.なんともわかりにくくて困ったものです.

BADUIを集めて整理した「失敗から学ぶユーザインタフェース」が発売されました

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