楽しいBADUIの世界

1日1 BADUI(ユーザインタフェースの失敗学)

ドアの閉め方が分からないエレベータ

      2010/02/19

UC Berkeley の School of Information というところに短期滞在しております.海外に来ると,普段見慣れないインタフェースがあって楽しい思いをさせてもらってます.

School of InformationがあるSouth Hallという建物は,グランドフロアに私のような短期滞在者が滞在している階,1階がスタッフの方々が滞在している階,2階と3階が教員の方々が滞在している階となっています.

ミーティングのためグランドフロアから2階へ向かおうとした時のこと,時間があまりなかったのと,目の前でエレベータが開いたのでエレベータを使うためエレベータに乗り込み,目的階を押したのですが,下の写真のようにエレベータに閉じるボタンがありません.

閉じるボタンが無い

閉じるボタンが無い

ああ,勝手に閉まるのかと思ってしばらく待ってみたものの,ドアが閉まる気配が無い.

ドアは開きっぱなし

ドアは開きっぱなし

困ったなぁとしばらく色々ボタンを再チェックしても閉じるボタンが無い.もしかしたらとOPEN DOORを押してみたり,目的階をもう一度押し直してみたり,ダブルクリックしたりしてみたものの,ドアは閉まらない.仕方なくあきらめ,階段でダッシュしてしまいました.

後で話を聞いたところ,目的階をもう一度押す事で閉めると言うのは正しいのだそうな.ただ,しっかり通さないと反応しないらしい.すでにその階の光がついていたので,分からなかったようです.

さておき,勝手に閉まらないのであればDOOR CLOSEくらいつければ良いのに・・・なんともややこしいBADUIでした.

BADUIを集めて整理した「失敗から学ぶユーザインタフェース」が発売されました

 - interface , ,