楽しいBADUIの世界

1日1 BADUI(ユーザインタフェースの失敗学)

ホテルの部屋番号は?

      2016/01/12

ホテルの部屋の鍵がカード化されると色々便利なことはあるのですが、カード自体に部屋番号が印字されておらず、自分の部屋番号がわからず悩んでしまうケースはよくあります。例えば、本で紹介した下の図のようなのも、そんな事例。

部屋番号がわからない!

部屋番号がわからない!

カードに部屋番号が印字されて無いため、「朝食時に部屋番号は?」と訊かれたり、酔っ払ってホテルに戻ってきた時などに自分の部屋がわからずしばらく悩んでしまうことになります。

で、先日宿泊したホテルはこの問題を解決するため、カードに部屋番号とチェックイン日、チェックアウト日を印字するような仕組みになっていました。

部屋番号が印字されている

部屋番号が印字されている

こういう工夫は嬉しくなって、また利用したくなりますね。もちろん、コストはそれなりに掛かるのだと思いますが、客室がわからずさまよう人が出たり、問い合わせがフロントに来たり、カードの故障に気づかなかったりといったことを考えると、結果的に色々と無駄が減るので良いなと思います。

コストは結構かかるのかもですが,他のホテルも、是非ともこういうタイプに切り替えて欲しいものです。

BADUIを集めて整理した「失敗から学ぶユーザインタフェース」が発売されました

 - kaizen , , ,