本来の用途に使ってもらえない温風乾燥機

投稿者: | 2009年11月15日

JALのサクララウンジ(確か成田)のトイレで見かけた悲しい光景.

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トイレで用を足した後に手を洗い,濡れた手を乾かす際に,持参のハンカチか,備え付けの紙タオルで手を拭くか,備え付けの温風手指乾燥機で手を乾かすことでしょう.このラウンジのトイレには紙タオルも温風手指乾燥機も設置されており,どちらでも選択できるのでハンカチを持っていない人にやさしいなぁと思いきや・・・

このトイレの紙タオルと温風乾燥機は隣り合うように設置されているのですが,紙タオルを捨てるゴミ箱が分かりにくいことと,その設置場所の不幸により,温風乾燥機が本来の用途ではなく紙タオルのゴミ箱として使われてしまっていました.

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1枚目の写真の紙タオルが出ている所がそのままゴミ箱となっているのですが,それに気づかなかった人がこの温風乾燥機をゴミ箱だと勘違いして拭いた後の紙タオルを捨ててしまう.一度誰かがこれにゴミを捨ててしまうと,温風手指乾燥機はもうその用途として利用できませんし,ゴミ箱と認識する人が増えてしまいそこにどんどん紙タオルが捨てられて行ってしまうという感じ.

手を洗う場所の背面にこの2つが並んでいるというのも間違う要因なのかもしれませんが,配置を考えるか,別途ゴミ箱を設置しないとこの温風乾燥機が本来の用途で使われることはないでしょう.折角の温風手指乾燥機もこれでは台無し.技術者として悲しい光景でした.

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