本日扱うのは,とある九州のテーマパーク近くにある駅で見かけたチケット券売機.チケット券売機はBADUIの宝庫として有名です.今回の内容はそこまでBADUIという感じではないのですが,想定とは違ったので面白くて紹介.
今回であったチケット券売機は下の写真のような感じ.ここから630円のチケットを買うことに.
さて,と財布をみてみると硬貨は130円しかなく,1000円札も無く,あとは1万円札しかありませんでした.両替に行かなきゃいけないかなぁと券売機の上の方をみると,1万円札も扱っているとの表示が!
これは助かったと,1万円札を投入.
硬貨が130円分あるので,お釣りを減らすためにもあとは130円を投入しようと思ったのですが,硬貨が入らない.ありゃ,と思ってよく確認すると下の写真のように硬貨投入口が閉まっています.
硬貨投入口は元々開いていたはずなのにと一度キャンセル.すると下の写真のように開きました.
何度か試してみたのですが,この券売機投入額が10000円を超えた時(or そこに表示されているチケットの最高額以上のお金が投入されたとき)に,硬貨の投入口を閉じるようです.(1000円札が無かったので,表示されているチケットの最高額かどうかはチェック出来ませんでした)
ということで,先に硬貨を130円分投入し,その後1万円を投入すると下の写真のように10130円投入出来ました.
これで無事,お釣りも少なくチケットを購入することに成功.なんだかなとは思うんですが,きっと処理系としてそうせざるを得ないところがあるんだと思います.
で,この中で何が起こっているのかが個人的に興味深くて,下記のような妄想を繰り広げていました.
- 1万円札をお釣りとして出す仕組みがない (なので,1万円以上になると自動的に硬貨の受け取りを拒否する.その場合,先に160円分硬貨を投入し,1万円札を投入するとお釣りは1万円になってしまうが・・・どうなんだろう? その場合は投入した1万円がそのまま出てくるのかな?)
- 偽硬貨対策 (偽硬貨を大量投入して安いチケットを購入された際に,損失が大きくなるためこのような対策をとっている.とは言え,1万円まで or 2000円くらいまでは投入できてしまうため,安いチケットを買われたらどちらにせよ損失は出るようにも思いますが,そういう行動自体怪しいし,手軽さも違うか?)
- 一時的にお金をプールするスペースの問題 (内部で投入された硬貨などをプールするスペースに制限があり,上限まで10円を投入するくらいのスペースしか無い?1万円札は関係ない気もするが・・・)
- 様々な投入額のパターンを可能にするとお釣りの処理がややこしくなってしまうため (とはいえ,先に硬貨を投入して1万円を投入すると様々なバリエーションが表現できてしまうことを考えると,この線は薄いか?)
- 特に何も考えておらず,1万円以上投入されたら閉めるようになっている.
答えをご存知の方いらっしゃいましたら是非とも教えて下さい.妄想が広がるという意味で,とても楽しいBADUIさんでした.
鉄道の券売機も、だいたいこうなっていますね。5番目の理由ではないと信じたいです……。
先日ゆうちょ銀行のATMで、26,000円入金するべきところを間違って36,000円投入し、「金額指定」のボタンから26,000円と入れましたが、「お釣りが10,000円を超えますのでお取り扱いできません」と。これもよく似た仕様なんでしょうかね。