女性の学生さんから指摘されるまで気付かなかったのですが,大学のセンターの1階にあるトイレが一見すると男性用しか無いように見えてしまい,別の階にトイレを探しに行ってしまうという問題があるということで,実際に調べたので紹介.
下の写真,その1階のホールから,トイレの方向を撮影した様子.確かに,この通路の先には男性用トイレしか無いように見えます.
で,この右手にある便所案内板(下の写真)を確認すると,実際は男子トイレのさらに奥のほうに女性用トイレがあることがわかります.
ただ,1枚目の写真を見ても分かる通り,この案内板は暗く,小さいものなので目につきません.また,通路の奥の明るい部分にある男性用トイレのマークのみが先に目に入るため,「通路の奥には男性用トイレしか無いのだ」と判断し,女性は近寄ろうとはしないですよね.しかも,上下に2つも男性用マークが並んでますし.
トイレは,どこからがその性別用のものかということを悩むことがあります.このトイレの場合,この通路を入るところからすでに男性用トイレっぽい雰囲気を醸し出しているため,女性が通路の奥に進んでみようという気持ちにならないようにしてしまっているのも一つの理由ですね.
ちなみに,男性用トイレの前まで行って撮影した様子がこちら.女性用トイレのマークは遠くに小さく存在します.なんでこんな感じにしてしまったのか・・・
設計者に責任があるのか,この男性用トイレ,女性用トイレのマークを設置した人に責任があるのかわかりませんが,なんともなってません.
男性用トイレのマークを上下に並べる必要はないわけで,せめて下の男性用の横または下に女性用のマークを配置するとか(左に女性用マークを配置してしまうと,そのすぐ側のトイレを女性用と勘違いしてしまう可能性はゼロではありませんが矢印を付加するなどすることで対応は可能だと思います),工夫のしようは色々あったと思うんですけどね.
女学生から不評のBADUIでした.