世の中には予想に反する使い方を要求する不思議な操作系が良くあります.
下の写真はSky Towerというオークランド(ニュージーランド)の有名なタワーのトイレで出会ったお手洗いの水道です.トイレで用を足した後,水の出し方が分からず,難儀してしまいました.
蛇口の上についている操作部が丸い形なので,この捻り部を時計回りまたは反時計回りに捻るのかなと思っていたのですが動きません.隣のも同様だったので,壊れているわけではなさそう.上から押し込んでみたのですが動く気配はない.で,しばらく考え込む.
もしかしたらと,この丸い部分を握り,左斜め上方向に倒してみると水が出た!
ただ, 押し込む部分の隙間が中途半端なため,指を挟んでしまいました(涙)
こういうインタフェースを見ると,どこかに隠しカメラが仕込まれてるか,鏡がマジックミラーになってて,観察されてるんじゃなかろうかという気になってしまいます.
裏に研究者が何人かいて,この被験者の常識にとらわれない力は3点だとか,使えるようになるまでにかかった時間2分半でちょっとかかりすぎだなとか,色々分析されてるんじゃないかと.
ちなみに,隣で手を洗おうとした人も使い方が分からなかったようで,水が出ている私のほうを見て観察していました.で,使い方がわかったときの笑顔が印象的でした.