学生さんの一人暮らし用のアパートは,狭い土地に詰め込むような形で部屋を作ることが多く,またその限られた部屋のスペースに色々なものを詰め込もうとしているためか,特にBADUIが多い気がします.
今回紹介するのもそういったアパートに関する学生さんからのタレコミ.下の写真を見て頂くと一目瞭然だと思うのですが…
なんとこのドア,廊下の幅がドアの横幅より狭いため,ドアが全開できないようになっています.そのため,上の写真のようにドアを開けてしまうと自分で進路を塞いでしまい,室内に入ることが出来ません.
このドアをあけて室内に入るには,少し行き過ぎたところで鍵を開け,そしてドアを横に開く必要があるのだとか.慣れれば良いですが,日々の生活でも面倒そうですし,友人なども部屋に入れず困ったことになるそうです.
この事例,まぁ平常時なら良いですが,火事や地震などで避難しなきゃいけない時にけっこう大変な事になりそうだなとちょっと心配になってしまいます.
似たような事例で,ドアがあかないからとコンクリートを削っている例がこちらの学生さんのタレコミ.
本当に,学生さんむけのマンションって考えられてないところが多いなぁとつくづく思います.こういうデザインってどうなってるんでしょうね?
そういえば,最近フランスの新しい車両が古い駅舎のホームに対応していないとかで,ホームを削った事例がありましたっけ.あの場合は,情報が更新されていなかったなどの問題があったようですが,今回の場合はその建築会社が全てを請け負ってやっているわけなんですから,もっとしっかりして欲しいところです.
こういうのは、建主の方が無頓着だから起こる場合が多いです。
建設会社は図面の段階ですべて分かっていますから。