失敗から学ぶユーザインタフェースでも何度も紹介しているように,照明のスイッチと,証明自体の対応付けが分かりにくくて困ることはよく有ります.今回紹介するのは,対応付け(マッピング)にまつわる学生さんからのタレコミ.
色々なスイッチが集まっています.エアコンのスイッチがABC順ではないとか微妙に気になるポイントはありますが,一番興味深いのは照明のスイッチ.
A教室,B教室,C教室の照明をコントロールするスイッチがわかりにくいということでDIY的に「A」「B」「C」というラベルシールが貼られているのですが……「A」「B」「C」ともに,シールが左右どちらのスイッチに対応しているのかがわかりません.そのため,どちらを操作したら良かったのか?と悩んでしまうユーザインタフェースでした.ちなみに答えはシールの左側のスイッチが,シールと対応付けられているのだとか.
そもそも対応関係が分かりにくい問題は,電気工事などが必要で修繕にお金が結構かかってしまいますので,ラベルシールなどで対処することはとても良いことだと思います.で,折角わかりやすくするためにと貼ったシールなのだから,スイッチ自体に貼り付けておけばよかったのに(もちろん剥がれやすくなってしまいますが)と,なかなか興味深い事例でした.