楽しいBADUIの世界

1日1 BADUI(ユーザインタフェースの失敗学)

すっぴんインタビューに出てきました

      2015/05/30

「失敗から学ぶユーザインタフェース」を出版し,米光さんにご紹介頂いた縁で,麒麟の川島明さんと藤井彩子アナウンサーがパーソナリティをつとめられている,NHKラジオの「すっぴん」という番組内のすっぴんインタビュー(生放送)に出させていただき,BADUIについて熱く語ってきました(自分のコーナーっぽく「BADUIあるある」というのをやらせていただきました).

川島さんと藤井アナと

川島さんと藤井アナと

紹介してきたのは,ラジオでもわかりやすいようにとのことで,なるべく見なくてもわかるようにと選ばれたのは「DとHはどちらが男性用でどちらが女性用?」「どちらが男性用のサイン?どちらが女性用のサイン?」「緑色のスリッパは女性用」「アカウント作成時の秘密の質問」「308B号室は何階にある?」でした.ちなみに,ラジオでは動きを伝えにくいので,ユーザインタフェースというよりはサイン寄りの話(広義の意味でのユーザインタフェース)になっていました(ただ,スタッフの方が色々と工夫され,事前にブログで発信して,それを用いるという試みをしていただいており,多くの人がそれを見ながら楽しんで頂けていたようでした).

これ以外にも,子育てのくだりで「子供のイタズラによって用を足している様子を見られてしまうトイレ」についても紹介させていただきましたし,NHKの案内板がわかりにくくて迷ってしまったとかいう話もさせていただきました.また,放送の合間にも,お二人と身の回りのBADUI話で妙に盛り上がりましたし,スタッフの方々ともBADUI話で盛り上がりました.やはりBADUI話をすると,「ねぇ,聞いてくださいよ.これが~」と,みなさん自分の身の回りのBADUIを紹介してくれるので面白いところです.お笑いのネタにもBADUI的な話が多いんだなぁと思いつつ,やはりそういう人はよく観察されてるんだなと感心しました.

緊張してトチったり余計なこと言ってしまわないかとか,聴衆が見えなくて反応が見えないからどうしようとか,視覚的に見せることが出来ないものをどうしたら伝えることができるだろうかとか悩んでましたが,パーソナリティのお二人がいい声と軽快な喋り口で緊張をほぐしてくれるし,聴衆が見えないことについても,話し手(私)に聴衆をイメージさせてくれるようなリアクションや目線でなんとなく伝えてくれ,視覚的に見せることが出来ないものについても,説明が足りない所は随時フォローを入れてくれました.こちらはただただ楽しんで喋らせて頂いたという感じで,あの技術とか心遣いって凄いなぁと惚れ惚れするばかりでした.やっぱりプロの方々の技術って凄いですねぇ.

パーソナリティのお二人とスタッフの方々,紹介いただいた米光さんには,あらためて感謝の気持でいっぱいです.ありがとうございました.ちなみに,その時の内容がすっぴんブログというところで紹介されています.こちらが放送前に投稿されていたBADUIの出題で,こちらが放送の時の様子ですので,興味のある方はどうぞ.

なお,ラジオのお陰で本がAmazonでは売り切れになったようで(発売予約がはじまってから一番ランキングが高いところまであがってました(370位)),ってことで,マスなメディアの凄さを思い知らされました.結構気を抜いてましたが,気をつけて喋らないと本当に怖いですね.

BADUIを集めて整理した「失敗から学ぶユーザインタフェース」が発売されました

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